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スウェーデンハウス、子育て、料理、暮らしのこと
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2009/09/26 (Sat)
父と息子。母と息子。父と娘。母と娘。

親子の密着、親の強い束縛を示す様々な事例、親殺し事件、歌などの作品を紹介しながら、現代人は、母性とか、親の存在とかを重視しすぎ!という理論を展開しています。

「自分が駄目なのは、こんな親に育てられたから」という風に親子関係に原因を帰属して、そこから抜け出せない人たち。

成人になっても、中年になっても、老年になっても、そこにとらわれ続ける人たち。

そんな人たちに向けて、「親子関係は全て、治療不可能な病のようなもの。でもまあ、その影響は、考え方次第で軽減できる。そこだけにとらわれすぎずに、自分を解放しながら生きてみましょう」というメッセージを示しています。

精神科医として、現在抱えている問題を解決する方法としては、有効なのだろうなと思います。


ただ、全般的に、いまひとつ、共感出来ない。

母の愛に感謝する様々な作品や、皇太子の「家族は社会の最小単位」という発言に対しても批判的反応をしていますが、そこって、そんなに問題か?と思ってしまう。

そこに病理はないだろう・・・と思う私が鈍感なのか。


でも、「親子という病」に結論に持って行くために、若干、無理な分析と論理展開をしている、という感が否めません。

私自身が、「結局、親子関係ってすごい、影響力あるぞ」と、考えているせいもあるかもしれません。
反論であっても、同感であっても、いずれ、色々と考えさせられる本ではあります。

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北国の山に囲まれて育ち、今は山のない関東平野に住んでいます。夫、子ども3人(ボン13歳 ヒメ8歳 マナ6歳)、自分の母と暮らしています。フルタイムワーカーでもあり、大忙しで日々が過ぎてゆきます。
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