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スウェーデンハウス、子育て、料理、暮らしのこと
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2024/05/05 (Sun)
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2009/10/01 (Thu)
最近、親子に関する数冊の本(『モンスターワイフ』 『親子という病』 『お父さん こっちを向いて』)を読みついで来たのですが、中では、この本が、最も家族の病理や、親のあるべき姿というものを、しっかりと描いていると感じました。

身内による犯行(親殺し、子殺し、孫殺し、配偶者殺し、家族皆殺し)の事例を、数多く紹介しています。

日本中が知っているような著名な事件の他に、ほとんど知られていないけれども、すごく興味深い事件も。

紹介事例が多いので、ひとつひとつは短い文章構成なのですが、説明や掘り下げ方、分析が的確で、非常に分かりやすい。

事件は、単なる新聞記事のまとめ、ではなくて、著者自身による取材がきっちりなされています。


身内殺しという異常な行動の背景に、子どもへの虐待(自覚・無自覚問わず)、配偶者間暴力、母親の強力なエゴイズムなどがある・・・ということを、実感出来ます。

家族って、人を育む土台であるわけですが、その土台に毒があるとき、人を枯らしたり、破壊したりする凶器になる。

人の感情、情念というのは怖いなあ・・・、と実感させられます。

しかも、それが凶器になっているとは、大抵の親は気付いていない。

一見、健全な普通の家庭、社会的地位の高い親にも深い病理が隠れていて、子どもの生きる権利をめちゃくちゃに破壊している場合がある。

自分自身も、親としてのエゴイズムを子どもに押しつけていないだろうか。

子どもの心を知らず知らずのうちに痛めつけていないだろうか。

と反省させられる内容でした。

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北国の山に囲まれて育ち、今は山のない関東平野に住んでいます。夫、子ども3人(ボン13歳 ヒメ8歳 マナ6歳)、自分の母と暮らしています。フルタイムワーカーでもあり、大忙しで日々が過ぎてゆきます。
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