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スウェーデンハウス、子育て、料理、暮らしのこと
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2024/05/18 (Sat)
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2009/07/08 (Wed)
今日の夕食は、今シーズン初のゴーヤチャンプルーでした。お子様3人も、ゴーヤを塩もみして苦みを弱くすると、結構食べてくれます。

塩味ベースの豚肉と、豆腐とゴーヤ。夏が来たなあ・・・と実感。

* * *
本日の本。

前半は、主人公である修二君の言動の切れ味の良さが、とっても気持ち良い。でも、それは、本来の自分が発しているものではなくて、「ぬいぐるみをかぶった」修二がやっているんだと表現されている。

そんな修二君が、「キモイ」転校生男子を、みんなの人気者にするために、裏でプロデュースしていく、という話(ドラマでは、転校生女子になっていましたが)。

つまり、自己もプロデュース、他人もプロデュース。

最終的には、結局、自分が思う本当の自分って何なんだ? 周りが思う本当の自分って何なんだ? と考えさせる内容になっている。

「ぬいぐるみ」という表現は、心理学用語で言うところの、ペルソナに通じるのかな、とも思う。

「今時の高校生は、本当の自分を出せないのね」という感想というよりは、結局、ぬいぐるみかぶって表現してる自分だって、本当の自分じゃん、そういうことって、どの世代にもあるよなあ・・・という感想を持った。

みんな、職場で求められる自分、家庭で求められる自分、学校で求められる自分を演じながら生きているのだと思う。

そのどこかには「こんなの本当の自分じゃないなあ」という気持ちを抱えながら生活しているんだろうけれど、そういうことを抱えつつ生きてゆくのがヒトなんじゃないかと思ったりした。


以上が感想。色々な意味ですごくおもしろい本だった。お勧め。
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2009/07/07 (Tue)
図書館で好きなコーナーがあって、一つは、「記録・ルポルタージュ」系。もう一つは、「犯罪」のコーナーで、行きつけの図書館の開架されている蔵書は大抵読んだ感じです。

犯罪のコーナーにあったこの本、背表紙でのチョイスでしたが、一生の記憶に残りそうなインパクトある内容でした。


昭和44年に、高校1年生の男子がクラスメートを刺殺。首を切り落として蹴飛ばしたという衝撃的な事件がありました。その後、加害者は少年院、医療少年院を経て社会に出、有名大学を卒業して、弁護士になって財をなしていたという内容です。

このルポルタージュは、被害者の母と妹による告白が中心で、家族をこのような形で失ったあとの悲劇が、リアルに描かれています。

家族の要のような存在であった少年を失ったことで、それぞれが心のバランスを崩し、家族が壊れそうになりながら、ぎりぎりのところでとどまっているような年月が、ずっと続くのです。記憶が欠落した母、さらには、自分が死ぬべきであったとまで思い詰め自分の存在を否定する妹さんの告白には、本当に心が痛みます。

そして、一方で加害者少年は、少年犯罪の経歴が問われず弁護士となり、被害者家族の接触に対し、何の反省も示さない無情な態度を示したことが、記述されています。

もともとは加害者少年による侮辱的発言、態度があったのだから、ある意味では正当な殺人である、という言い分なのかも知れません。

この本によると、被害者家族は、家族を失わされたこと、さらには加害者から何の反省もない態度を示されたことで、二重の被害を受けています。読後に、やり場のないような憤りを感じてしまいます。

この本の出版後、加害者側に対する強いバッシングがあって、弁護士を廃業したらしいという情報もネット上に載っていますが、真偽は如何に。

それはそれで、この事件によって誰も救われなかったのではないかというむなしさが、心を包みます。

弁護士を廃業するよりも、「加害者が、その後の家族の人生を知って、深く反省したらしい」と聞く方が、気持ちの整理がつくように思います。人の想いの強さと怖さを感じる本でした。


2009/07/06 (Mon)
趣味は、と言われたら、読書とスクラップブッキング。

読書は、中学生頃から、かなり読み始め、高校時代は、太宰治が超大好きでした。青森県金木町の斜陽館にも当然行きました。

今、崇めたてまつる程好きな作家は、ルーシー・モンゴメリと村上春樹。次の位としては、太宰治・小川洋子。最近では小川糸や山本文緒も好きです。

大学の頃までは、文庫本を多数購入していたのですが、節約指向もあって、このところは、図書館を愛用。

毎週通って、多分、1週間に5冊ペースくらいで読んでいるかと思います。おかげで、ヒメやマナも本が大好きです。

しかし、図書館の本だと、所蔵出来ないので、読んだ中で印象的だった本の記録を、今後してゆこうかと思っております。

いつか、子ども達に勧められる日が来るかもしれないし。

IMG_3371.JPG
本文と関係ないのですが、先日スノーボールを製作。今回はきなこ風味。相変わらず超簡単で、サクサク、食べるともったりして、おいしいです。


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みかづき
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女性
自己紹介:
北国の山に囲まれて育ち、今は山のない関東平野に住んでいます。夫、子ども3人(ボン13歳 ヒメ8歳 マナ6歳)、自分の母と暮らしています。フルタイムワーカーでもあり、大忙しで日々が過ぎてゆきます。
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